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この段階まで出来れば、おおよそ人物らしく見えてきたのではないかと思います。
水着姿などのフィギュアの場合、全身の表面処理をこの時点で行う必要がありますが、
今回は、露出部位が少ないので、服に隠れる部分はあまり気にする必要はありません。
とは言え、骨格以外の部分ながら、衣類の着こなしなど、最終的なボリュームにも
影響が出る部分ですから、乳房や臀部などある程度造形しておきましょう。
こうした部分が重心位置に影響を与えることは少ないですが、
ポーズによっては、多少なりとも影響が出ます。
普段から人物観察や人物写真などを良く見て、
どこに重心が乗っているのかも確認して応用してみると良いと思います。
上記は、今回、大正時代の女性のリアルアフィギュアを作るために用いた写真ですが、
私も、こういった写真素材からモチーフの重心位置を見極め作成しています。
また、自分の思惑とは別に、作業時のほんの少しの歪みで
フィギュアが立たなくなっていたりすることもあります。
うまく修正が出来る状態にあれば良いですが、
そうでない場合、手っ取り早い解決方法は足首の角度を調整してみることです。
軽く足首に切れ込みを入れて曲げてやれば、そこから上の重心が自在に動くはずです。
もちろん、立てばよい、というものではありませんが、
「なんだかちょっと安定が悪いなぁ」と感じている状態ならば試す価値は十分あります。
この作業で顔の向き等が変わってしまった場合、首を同様の方法で曲げてやると良いでしょう。
とはいえ、このように部分部分で修正をかけていくと、
バランスが崩れ続けてしまい取り止めがなくなってしまいますので、
全体バランスを重視してほどほどに留めておいた方が良いかもしれません。
なお、ここまでがポーズ修正をかける最後のチャンスでもあります。
衣服を作ってしまった後は、服のシワなどが人物のポーズを決定的にしますので、
そうなってしまってからポーズ修正する場合は、最初から作り直した方が早いと言えます。
ですので、ポーズに十分納得がいってから次の項目に進んでください。
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